ここに掲載している情報がすべてではありません。参考としてご覧下さい。

1.火傷
2.骨折
3.ケガで出血
4.痙攣(けいれん)
5.熱射病・低体温症
6.下痢
7.嘔吐
8.おもらし・多尿
9.よだれ
10.毛が抜ける・皮膚がかぶれる
11.目が赤い・かゆがる
 
その他1.こんなときは病院へ
その他2.猫の年齢

 

  1.火傷
20分以上氷で冷やし、獣医師に相談します。また、火傷でショック状態になっている場合は早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  2.骨折

外見では単純骨折か複雑骨折か見分けがつきません。あとの生活や生死まで影響の出る場合があるので、毛布などにくるみ、横にして早急に病院へ連れて行きましょう。
 

  3.ケガで出血
手や足からの出血は、ガーゼなどで血が止まるまで圧迫しますが、猫がいやがる場合や血が止まらない場合は包帯などで傷口より心臓に近い方を巻き、早急に病院へ連れて行ってあげましょう。このとき、血の流れを止めたままにせず、数分ごと包帯を緩めてあげます。また、耳や鼻などの体の穴から血が出ている場合、内臓破裂の恐れがあります。この場合、抱きかかえたり締め付けたりせず、早急に病院へ運びましょう。
 
  4.痙攣(けいれん)

遊びすぎたり興奮しすぎるとヒクヒクッとしゃっくりのようになりますが、そうでないのなら鉛や毒物による中毒、肝臓の病気、脳腫瘍、てんかんが考えられます。
2分ほどでおさまらない場合は早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 

  5.熱射病・低体温症
体温が高くなり気を失っているようなら、軽く腕に抱きかかえ20分ほど体を水につけてあげます。そのあと濡れタオルで包み、氷で頭を冷やし病院へ連れて行ってあげましょう。症状が軽ければ、涼しい場所へ移し氷や水で体を冷やしてあげます。
逆に、寒いところにずっといた猫は冬眠したようになります。眠ったまま起きないと手遅れになってしまうので、毛布などで体を包み病院へ連れて行きます。また、耳や尾などの先は凍傷になりやすく、悪化すると耳や尾を失うこともあります。
 
  6.下痢
神経質な猫は環境の変化・来客などの変化で下痢をしたり嘔吐をしたりします。下痢が長い期間続いたり、血が混ざっているようなら病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  7.嘔吐
猫は毛づくろいした毛を吐き出すことがありますが、食べたものなどを吐いたりする期間が続いたり、血が混ざっている、または、吐くしぐさだけで何も吐かないようなら病院へ連れて行ってあげましょう。黄色い胃液を吐くときなどは、お腹が空腹の場合もあるので食事の回数を多くしてみます。それでも吐くようなら寄生虫の可能性があるので病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  8.おもらし・多尿

オス猫であちこちにおしっこをかけたりしているのであれば発情している可能性もあります。発情でない場合は、泌尿器系の疾患が考えられます。
水をたくさん飲み尿の量も多い・たポタポタと尿をもらす・血が混ざっている・何度もトイレに行くが尿が少ない・たくさん食べるのに痩せてくるなどの場合も、放っておくと、最悪の事態になる可能性があります。早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
 

  9.よだれ
よだれの量が多いときは、口内炎などの可能性があります。その場合、口の中が痛いため食事ができなくなることもあるので病院で診てもらいましょう。慢性化することもあるので治療は獣医師さんの指示に従って最後までやりましょう。
 
  10.毛が抜ける・皮膚がかぶれる
毛が全体にまんべんなく抜け落ちる場合はさほど問題ありませんが、一部分の毛が抜け落ちたり・円形脱毛・皮膚がガサガサしている・皮膚にブツブツがある・炎症しているなどの場合は病院で診てもらいましょう。疥癬虫などは人間にも移るのでなるべく早く治療しましょう。
皮膚の病気は、診察してみないと推定が難しいので、気になることがあったら獣医師に相談しましょう。
 
  11.目が赤い・かゆがる
目が赤く腫れる・涙を多量に流す・目やにの量が多いなどは、角膜炎や結膜炎が考えられます。また、目の色が変わった場合も病院で診てもらいましょう。
 
  その他1.こんなときは病院へ
息をするときに変な音がして苦しそう 排泄物に血が混ざっている トイレに行ったり排泄する姿勢をするのに排泄物が出ない 体のバランスがとれない、変な歩き方をしている 痙攣したままグッタリしている 落ち着きがなく異常に興奮している 触られるのを嫌がったり、暗い所や部屋の隅へ行きたがる 殺虫剤などの毒物を食べた 下痢や嘔吐を繰り返す 変な臭いがする 多飲多尿 難産 猫の体にしこりや硬いものがある 体の一部が腫れている 食物が飲み込めなかったり、よだれが多い 鼻が乾いている 口臭がキツイ、歯が汚れている 耳だれが出る・変な臭いがする 食欲はあるのに痩せてきた 2〜3日以上食欲がない セキ・くしゃみ・鼻水がひどい 呼吸が速い・苦しそう 目が半分閉じている
 
その他2.猫の年齢
猫の平均寿命は約15〜17年です。猫の年齢を人間の年齢にたとえてみましょう。
(猫の環境・種類によって若干異なります。目安としてご覧下さい。)
猫 
1ヶ月
2ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
9ヶ月
1年
1年半
2年
3年
4年
5年
6年
7年
人間 
1歳
3歳
5歳
11歳
14歳
18歳
20歳
23歳
28歳
32歳
36歳
40歳
44歳
  
猫 
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年
19年
20年
人間
48歳
52歳
56歳
60歳
64歳
68歳
72歳
76歳
80歳
84歳
88歳
92歳
96歳
       

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