平成29年
           新年を迎えるにあたって 
                              花井山 大洞院 三十一世住職 櫻井大文
 昨年は熊本震災からプーチン大統領訪日まで種々ありました。 5月27日の現役アメリカ大統領オバマ氏 広島訪問が強く心に響きました。71年の歳月が流れやっとゆっくり戦争のしこりが解けていくのを目にし、涙が溢れます。
 決してこのような争いが二度と起きないように未来の子ども達のために、「国家や国家のリーダーが選択をするとき、また反省する時、そのための知恵が広島から得られるでしょう。」と、オバマ大統領は言いました。
 過去から学ぶことは多い、私たちの先人、祖父母、父母、私たち一人ひとりに必ず親のいのちが流れています、今少しでも笑うことが出来たなら、今楽しいな幸せだな思えるのならそれは過去の自分と先祖があってのことだと思います。
 お釈迦様の説いた「八正道」、すなわち、正しい見方(正見)、正しい考え方(正思惟)、正しい行い(正業)、正しい心の統一(正定)、それが私たちを生きながら幸せに導いてくれる事なのです。先祖代々のお墓を綺麗にする、父母が立ててくれたおはかをお守り供養することは、非常に大切なことです。今ある自分の幸せに感謝して、少しでもご先祖様父母に奉納できるのであるならば、きっと家族円満諸縁吉祥になることでしょう。
 そのための供養を今年も一生懸命皆様と勤めて行こうと思っています。お寺の受付ではお茶を飲みながらお話しすることもできます。また、各種イベントも開催していきます。楽しいお寺を目指しますので参加して作り上げていきましょう。

 新年にさいし   「皆様本年もよろしくお願い致します」

 
                                         大慈大文  九拝